「ホッピー飲んでみたいけど、なんか作り方が難しそう…」「お酒を自分で作ったことないし美味しく作れるか心配…」
そんな方にホッピーの飲み方と初めてでも美味しいホッピーの作り方をご紹介します。
ホッピーの飲み方と初めてでも美味しいホッピーの作り方
近年の糖質制限ブームの影響もあって若い世代や女性にもホッピーが飲まれるようになったおかげか、さまざまな場所でも見かけるようにもなり、より身近なものとなってきました。
ホッピーといえば、低カロリー、低糖質、プリン体ゼロ。さらにお財布にも優しい価格でとても魅力的ですよね。
そんなホッピーを飲んでみたいけど、「お酒割ったこと無い」「ナカってなに?」など、ホッピー独自のルールがあって難しそうと思ってる人も多いのではないでしょうか。
しかし、そんなことはなくとても簡単です。戦後の高価なビールの代用品として飲まれた頃から長年多くの人に親しまれ、誰でも気軽に楽しめるのがホッピーです。
ちょっとコツを覚えるだけで初めてでも美味しいホッピーを作れますよ。
ホッピーの作り方・飲み方
ここでははじめてホッピーを飲む機会が多いと思われる居酒屋でのホッピーの飲み方をご紹介します。
ホッピーセットと「そと」と「なか」
まず、多くのお店で提供されているのが、ホッピーとグラスに入った焼酎がセットになった「ホッピーセット」です。
独自の呼び名があり、ホッピー自体の方を「そと」、焼酎などの割り材の方を「なか」と呼びます。
ホッピー1本で、一般的に2杯から3杯飲むことができます。2杯ならホッピーを半分、3杯なら3分の1を目安にホッピーを注ぎましょう。
ホッピーを美味しい作り方と飲み方
飲み方は焼酎が入ったグラスにホッピーを勢いよく注ぐだけ。これだけです。
この作り方にはちゃんと訳があります。ホッピーといえばビールのような風味と炭酸の爽快感が特徴なので、ビールのように泡を作って風味と爽快感を残すのが美味しくホッピーを作るポイントです。
マドラーもついてきますが、必要以上にぐるぐるかき回してしまうと、ホッピーの風味や炭酸が消えてしまうので注意。ついついちゃんと混ざってないから気になってしまうかもしれませんが、混ぜても最小限におさえておきましょう。
注ぐとき、なるべく氷に当てないようにすると、無駄な泡立ちすぎを防ぎ、炭酸の爽快感も残せます。
※ホッピーの瓶は再利用されるので、鉄製のマドラーは瓶に勢いよく差し込んだりすると傷つけてしまったり割れてしまうこともあるので注意してください。
二杯目!ホッピーのおかわりの頼み方
一杯目のホッピーを飲み終わったら、次は2杯目に進みましょう。残りのホッピーを割るための「なか」を追加で注文します。
注文の際は「なかのおかわりお願いします!」と店員さんに伝えましょう。お店によっては「お代わり焼酎」など、呼び名が違うことがありますが、大抵はこの言葉で通じますので、安心してください。
ホッピーを1本で何杯飲むかという話題もありますが、これは個人の好みです。2杯でも3杯でも、それ以上でもOK。実際、お店によっては焼酎の量がホッピー以上だったりすることもあるんですよ(笑)。
自分で濃さを調整できるので、一番美味しく感じる割合で楽しんでください。
これが本当に美味しいホッピーの飲み方!三冷ホッピー
ホッピービバレッジが推奨するホッピー本来の味を楽しめる飲み方になります。
本当はこの飲み方を一番にご紹介したいところのなんですが、この3冷ホッピーは残念なことになかなか飲めるお店が少ないんです。
なぜかというと、ホッピーとグラスがキンキンに冷えてないとダメで、お店の管理の仕方など、条件が揃わないと飲むことができなからです。
三冷ホッピーの作り方
ホッピーと焼酎を冷蔵庫、グラスは冷凍庫でよく冷やして、氷は入れずにホッピーを贅沢に一本注いで作ります。
三冷ホッピーが飲めるお店が近くになくても、嬉しいことに家で簡単に作ることもできるので是非試して下さい。
ホッピーの種類
ホッピーには様々な種類があるので紹介します。
ホッピーの白と黒
ホッピーには、味が異なる下記の二種類があります。
- ホッピー(白)
- 黒ホッピー
ホッピーが複数あるお店ではどれかと聞かれるので、違いを覚えておきましょう。
ホッピー(白)
一般的に「ホッピー」と呼ばれてるのが、昔から居酒屋で飲まれてきた茶色い瓶に白いラベルの元祖ホッピーです。また、ホッピーの白(シロ)とも言います。
黒ホッピー
もうひとつは「黒ホッピー」です。ビールに黒があるように、ホッピーにも黒があります。芳ばしさと苦味があるけどまろやかな甘みもあって、黒にもかかわらず飲みやすい味です。
ホッピーハーフ&ハーフ
これは種類というよりか飲み方で、ホッピーの白と黒を1対1の割合で注いだ飲み方になります。メニューにあるわけではなく、白と黒を注文して自分で作るホッピーです。白と黒とはまた違った味が楽しめます。
業務用と一般販売用
味は同じだけど見た目が異なるホッピーがあります。それが下記の2種類のホッピーです。
- 業務用ホッピー
- 一般販売用ホッピー
業務用のホッピー
茶色い瓶に白いラベルのホッピーが、昔から下町の大衆居酒屋で親しまれてきた業務用のホッピーです。環境に優しいリターナル瓶で内容量は360ml。
正式名称は、白のほうが「ホッピー」。黒のほうが「黒ホッピー」といいます。
この業務用ホッピー、実は一般の人でも手に入れることができます。ただ、スーパーやアマゾンなどでは購入できません。
では、どこで買えるかというと、お酒の通販もやっている「なんでも酒や カクヤス」で購入できます。
カクヤスのサイト内の検索で「ホッピー」と入力して、「ホッピー 360ml(リターナブル瓶)」というのが業務用になります。(※関東限定)
ホッピーファンになって家でも業務用ホッピーを楽しみたいという方は是非購入してみてください。家飲みのホッピーがワンランクアップしますよ。
スーパーで買える一般向けホッピー
もうひとつは、スーパーやネット通販でも購入することができる一般向けのホッピーになります。業務用とは異なるデザインでラベルがシールです。
正式名称は、白のほうが「ホッピー330」。黒のほうが「ブラックホッピー」。
内容量が業務用よりちょっと少ない330ml。たまにこのホッピーで提供しているお店もあります。
普段居酒屋で元祖ホッピーに慣れていると、いつものホッピーじゃないってなるんですよね。外見と量は違いますけど中身は同じで味は一緒です。
まだあるホッピーの飲み方と種類
ここまで居酒屋での基本的なホッピーの飲み方を紹介してきましたが、まだまだこれだけではありません。前述したホッピーの知識があれば、さほど困ることはありませんが、お店によっては知っておいて損はないと思うので少しだけ触れたいと思います。
生ホッピー
ホッピーにも生があります。関東の都内を中心に飲めるお店はわずか数十店舗でしかない飲むことができない希少なホッピーです。
生ビールのように樽に入ったホッピーをサーバーで注ぐため、きめ細かいクリーミーな泡とホッピー本来の旨味を存分に楽しめることができます。
飲んでみたい方は、是非こちらから樽生ホッピーが飲める店を調べて行ってみて下さい。
赤ホッピー
赤ホッピーと呼ばれる「ホッピー55」は、ホッピー誕生55周年を記念して作られたプレミアムなホッピー。この赤ホッピーもお店ではなかなか出会うことが出来ない、ちょっとレアなホッピーです。
麦芽使用率100%、海洋深層水を一部使用、さらに従来のホッピーの倍の醸造時間をかけてホッピーの製造技術を駆使して作られました。その味はホッピー好きがこのホッピーを飲んでファンになることも多いくらい美味しいと評判です。
オリジナルカクテル
ホッピーはお店によっても個性はさまざまです。独自のオリジナルホッピーを飲むことができるお店もあります。
ジンとホッピーを割ったジンホッピー、梅酒とホッピーを割ったウメッピー、トマトジュースとトマトでトマッピーなど、ホッピーと合うお酒はさまざまです。焼酎もいいですが、好みのお酒とホッピーで飲んでみるのもいいかもしれません。
シャリキンホッピー・シャリシャリホッピー
焼酎を冷凍庫で凍らせてシャーベット状にしたナカにホッピーを注ぐ飲み方です。キンミヤ焼酎を凍らせたものならシャリキンと言います。
焼酎自体が氷の変わりになっているので薄まらず、キンキンに冷たいだけでなくホッピーの味もしっかり味わえます。
焼酎自体が氷なので結構濃かったりして酔いやすいです。
上級者向けのホッピー
世の中にはホッピーを注文したのにも関わらず、割るという概念をくつがえす焼酎の量で提供される上級者向けの居酒屋も存在します。初めて見たときは焼酎の水割りが間違ってきたと思ったくらい。
もはやどちらがメインわかりませんが、ホッピーとセットであるかぎりこれは紛れもないホッピーになります。飲み過ぎにはご注意ください。
ホッピーの焼酎ならキンミヤ焼酎がおすすめ
ホッピーと割る焼酎におすすめなのが、キンミヤ焼酎です。ホッピーの相棒とも呼ばれ、相性抜群の甲類焼酎です。
飲みやすく値段も手頃でどこのスーパーにも売っているので、家でホッピー飲むときはぜひキンミヤ焼酎で飲んでみてください。
さいごに
いかがでしたでしょうか。これからホッピーデビューする人、飲んでみたけどよくわからなかったという人も、今回の記事を参考に是非でホッピーを楽しんでもらえると嬉しいです。
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